上顎にインプラントを埋入する際に解剖学的に考慮する項目として、口と鼻を隔てている薄い骨と膜である上顎洞底があります。
個人差や抜歯後しばらくすると洞底が下降し副鼻腔の容積が拡がります。
その場合においてインプラントを設計すると膜に穴があいてしますことがあります。それは避けなければいけませんので膜のリフトアップが必要です。
洞粘膜の性状にもよりますが、基本的に6mmはリフトアップ可能です。
つまり上顎洞底挙上術を併用しインプラントを安全に埋入することができます。
この術式が選択肢になければ当然ブリッジか義歯の選択になります。
以下に私の上顎洞底挙上術のケースを供覧します。
当然CT画像もきちんと提示します。
上顎洞底挙上術&CGFコンビネーションによる術式です。
費用:54万円 (すべて込みの金額)
期間:約4か月
所要時間:約45分
リスク:上顎洞底穿孔による鼻腔感染
術前
インプラント埋入後
上顎洞底挙上後
CT画像
挙上後CT画像
CT画像
GF装着 OPE終了時