根管治療は「抜髄」と「感染根管治療」に大別されます。
① 抜髄
※虫歯が歯髄まで到達してしまい歯髄炎を呈している状態
症状
⑴冷たいもの、熱いものでしみる
⑵何もしてなくてもズキズキ痛い
⑶眠れないくらい痛い 仕事が手につかない
⑷噛むと痛い
治療法
⑴抜髄=歯髄除去 ⇨根管充填
⑵コア装着=土台
⑶クラウン装着=かぶせ物
成功率
⑴精密根管治療 ⇨ 95%以上!
⑵平凡根管治療⇨ 40%程度…
②感染根管治療
- 原因
- 抜髄不備による感染
- C3状態を放置してしまったことによる感染根管
- 歯周ポケットや外傷性咬合による逆行的な根尖性歯周炎
- 中心結節破折に伴う痛みを究明できず感染根管に至ってしまった時など
症状
⑴急性期は強い自発痛を伴う
⑵噛むと痛い
⑶歩行時などの振動で違和感がある
⑷歯肉にプクッとおできができる
治療法
⑴再治療時は補綴物や根管充填材除去
⑵感染根管治療
⑶適確な操作法による水酸化カルシウム貼薬
⑷症状改善傾向を認めたら密な根管充填を行いレントゲンにて評価
⑸コア(土台) →クラウン作製
成功率
⑴精密感染根管治療 ⇨ 85%
⑵通常感染根管治療 ⇨ 40%程度
※再感染時は根尖切除術にて対応もしくは抜歯に至る